おはる

遊星からの物体Xのおはるのレビュー・感想・評価

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
3.9
「こいつは何の冗談だ」
特技は対象と同化すること。そんな物体Xとの未知との遭遇を果たした南極観測隊の運命やいかに、というお話。

逃げ場のない状況下で誰が化け物で誰が人間か見分けがつかない。そのような極限状態の中、隊員たちは次第に疑心暗鬼に陥り…といったスリラー×モンスターパニックな本作。兎にも角にも出てくるモンスターの造形のキモさときたら!犬の顔くぱぁ(バイオハザードとかの元ネタ?)とか人面蜘蛛とか管プチプチ汁ブシャーとかその他諸々CGではない手作りだからこその生々しくジューシーなグロテスクさが堪らない。また昨日まで一緒に過ごしてきた仲間に対してなんの躊躇いもなく火をつけたり銃をぶっ放したりしてぶち殺すあたりの雑な感じもB級感があって最高。あと無駄にド派手な爆発シーンと手製の宇宙船にはなんだか馬鹿馬鹿しくて笑ってしまいました。
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