トトCINEMAライフ

遊星からの物体XのトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
4.2
『クリーチャーが叫んでいる?!…いや感情は無いが歪みのある造詣が恐ろしい😱』

やっと初見・・・最近 鑑賞したラインナップの中で「エスター」に次ぐ、エラいもん見てもうたって衝撃の作品だった❗😲

「カメラを止めるな!」「クロノス」というような印象深い、タイトルだけで全体像がパッと思い浮かぶ作品に出会う確率10本に1本、打率1割位で充分に幸運だろう…

ジョン・カーペンター監督&カート・ラッセルが魅せてくれる、地球を舞台にした本流のエイリアン物?!

いや、要素としてはゾンビ的描写も含んでるし、クリーチャーの醜さ・グロさはあらゆるSFホラー映画の描写を凌駕している(当時のエイリアンシリーズは宇宙が舞台)

更に、設定が地球上とは言え、南極基地という極限に絞り込まれた舞台では登場人物たちが良くある"宇宙船内"という以上に極寒等の条件によって、人間の持つ《猜疑心》が最大限にまで膨らむので、観ているコチラとしては頭が困惑し恐怖感が増す…(これもSF映画の傑作ボディ・スナッチャーの要素を強く孕んでいる)

エイリアン公開の成功を受け数年後に企画にO.Kが降り、たくさんの類似SF作品が世に放たれてきたが、現在まで色褪せず様々なジャンルに影響を与え続けているのも納得の傑作だ‼

※人類の友とされる犬が、これでもかとヘリや銃器で追い回されるところから映画は始まるがそんなのは前代未聞だろう…その後も特に説明は無い
※女性の俳優は出て来ない?狙ってその設定にしたのか?