ふっくー

遊星からの物体Xのふっくーのレビュー・感想・評価

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
4.1
「ハロウィン」を79年に公開し、一躍有名になった鬼才ジョン・カーペンター監督が放つSFエイリアン映画の言わずと知れた名作。

リドリースコット監督の「エイリアン」での衝撃もさることながら、今作も子供の頃に見ていたら相当なトラウマになっていたかもしれない。
とにかく、アニマトロニクスを屈指したエイリアンの造形となんとも言えないキモさ、そしてグロさが最高に気持ちいい。

実は「ハロウィン」の本編中に子供が見ていたテレビが「遊星よりの物体X」であり、その頃からジョン・カーペンター監督は今作を熱望していたのかもしれないですね。

1匹の犬を保護したことにより、悪夢のような惨劇に巻き込まれるのだけど、その「生きもの」はなんと接触した人間、動物を真似た姿になれるとゆうチート能力を持っているのです。
物語の中盤から誰が本物でエイリアンなのかわからなくなり、仲間同士で争い、逃げられない空間が、吹雪に囲まれた小さな施設とゆう閉鎖空間で起こるので、かなり緊迫感があります。

82年の映画でこれだけ造形をこだわってキモく作れるって流石としか言いようがない。
ラストシーンも最高に気持ちよくて今作の余韻に浸りながら終わる。


また劇場でリバイバル上映やらないかなぁー笑笑
ふっくー

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