さかい

地獄の黙示録のさかいのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
4.0
むかし友達んちかどこかで地獄の黙示録のファミコン見たことある気がする…あったよね?と思って調べてみたら、それは映画と関係ない戦争もののゲームでワルキューレの騎行だけが耳に残っていたらしい
主人公ウィラードも最初から病んでいる。戦場から帰るも元の暮らしになじめず奥さんとも別れてまた戦争へ。絵に描いたような、典型的なPTSD帰還兵
後半で登場するカメラマンはまともな人で色々説明してくれる役のキャラかなと思ったら、これもいってしまっている…
まともな人がいない。するとここに描かれるのは戦争の狂気ではなくむしろこれが戦争の正気なのではないか。それは言葉遊びにすぎず要は狂ってるって事で同じだろうか
長いけど話自体はついていきやすい。メコン川を船で上り各ポイントをめぐって敵の城を目指す旅。ベトナムの大自然、現地民の村、美女の激励イベント会場、そして終点はジャングルの遺跡。ジャングルの遺跡のゲリラの独立国…不謹慎ながら、ロマン!
終盤の禅問答は、すこやかな精神をもつ人には分からなくていいのだろう多分…。最後は実写ガンツみたくウィラードがカーツにとってかわるオチかと思った
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