えふ

悲情城市のえふのレビュー・感想・評価

悲情城市(1989年製作の映画)
-
台湾人の友達が誘ってくれたリバイバル上映。彼女がどんな気持ちで日本人の私を誘ってくれたのか。彼女は事前に、二二八事件などを勉強するようにリンクなどを送ってくれた。

暴力ばかりの映画ではある。日本語を話せたら味方だから日本語を話させて、話せないやつには暴力。聴覚障害のある者は「話せない」に分類されて殺されそうになる。怖い。言語を踏み絵に使う。以前見たユダヤ人の映画ではそれを逆手にとって、イタリア人の真似をしたそうだった。でも言語だけを見てはいけない。言語を「話せる」の時点で見落とされてしまう人もいる。

台湾の白色恐怖(白色テロ)の怖さもそうだけど、それだけじゃない、マイノリティを見落とす怖さも学んだ。
えふ

えふ