悲情城市のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

ホウ・シャオシェン監督作品。
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
太平洋戦争終結後、日本からの支配が終わった後の、中国本土からの外省人により動乱の状態となった台湾での、ある一家の悲劇を描いた作品。

とにかく一つ一つの画が綺麗で、集中して見られた。時折挟まれる暴力シーンも緊張感をとても感じられた。筆談による字幕で静かでたんたんとしたテンポになっている。
トニー・レオンが聾唖者の役で、その演技も上手い。

題材となった台湾の歴史事情を調べるとより楽しめる作品。