地獄の黙示録の作品情報・感想・評価

「地獄の黙示録」に投稿された感想・評価

「午前十時の映画祭」にて鑑賞。本作、以前にVHSのレンタル(懐かしい)で鑑賞している。突拍子な戦闘シーンとマーロン・ブランド演じる、カーツ大佐の言動が印象強く残っている。今回鑑賞の上映冒頭に「本編は、1980年に公開されたものであり、カットされた箇所があります」(だいたいこんな感じ)とのコメント文あり。鑑賞後に確認したら、2001年に特別完全版が公開されている。何かあったなと思い出したけど、これは鑑賞していない。どんなところが追加されているのか、気になる。前回VHSで観たのは、これ以前で通常版だし。
本作の出だしは、ジャングルにナパーム彈が放たれ、ドアーズの「ジ・エンド」が流れる。その後に、逆さまの男の顔がオーバーラップしてくる。これは、マーティン・シーン演じる、ウィラード大尉。やつれた風情が、この後の異様なストーリーを予兆しているかのよう。
音楽は監督の父親、カーマイン・コッポラが担当。シンセを多用していて斬新なもの。でも今、聞くと古さは隠せないが。
オープンリールデッキが出てくるが、SONY製。バイクの話でヤマハ、スズキが出てくる。「さよなら」ってセリフもあった。日本贔屓なのか?娘のソフィアも、そんな面が見られるが。
ワーグナーのワルキューレの騎行、プレイメイトによる慰問、ドラックの横行、民間人の射殺、まあ有名なシーンは多いが、カーツ大佐率いる、その王国に近づくにつれ、状況はどんどん悪くなっていく。地獄への落とし穴にはまっていくってことか。
そして、カーツ王国、大佐本人の登場。前回観たときは、マーロン・ブランドがようやく出て来て、重厚な演技と感じたが、今回は何か違和感を感じてしまった。このカーツ大佐も王国も何か妙と言うか変。原作のコンラッドの「闇の奥」は未読だが、これにベトナム戦争を引っ付けたところに、無理があるのか。カーツ大佐にカリスマ性は感じられないが、この群衆は何に引き付けられたのか?宗教やイデオロギー?そして、支配するものが代われば、それに対して敬服する。何故、敵意ではないのか?
本作、撮影期間が4年、俳優の降板、過大な製作費、過酷な撮影現場、とにかく曰く付きのとんでもない作品。これを撮りきる監督の熱意に敬意を表するが、問題作で間違いないと思う。
ベトナム戦争のお話ですが…

リアルな描写がなかなか凄まじい。

私は当然、戦争は未経験ですので…

カーツ大佐が辿り着いた境地や、ウィラード大尉の心境は、正直私にはよく分かりません。

ですが、人間はこれ程までに常軌を逸した極限状態に放り込まれると、理解出来ない程の心理状況に陥ってしまうのだということは、何となく分かったような気がします。

『キングコング:髑髏島の巨神』は、この作品へのオマージュが込められていると聞きましたが、それも観るとよく分かりました。

映像もストーリーも、狂気に満ちたインパクトのある作品でした!
みけ

みけの感想・評価

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ただひたすらに、ベトナム戦争のクレイジーさが伝わってくる映画。反戦か、と言われると、そうとは言い切れないように思う。むしろ、人間と戦争の関係をすごい熱量で描いた作品という印象である。
そう思うのは、ベトナム人の描かれ方ゆえである。ベトナム人サイドを描く気全くないよね。おそらく、アメリカ人から見たベトナム人でしかなく、同情も殺意もそれ以上でもそれ以下でもない。
もしこれを反戦映画というのなら、『ミッション』での現地住民の描き方と同じ、欺瞞性を感じる。もしこの作品が、アメリカ人目線に徹した、戦争そのものを捉える映画であるのならば、この一方的で無理解な描き方の妥当性も納得である。
なん

なんの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

午前10時の映画祭にて
マーロンブランドが太りすぎて動けなかったのは事実のようだ
Marisa

Marisaの感想・評価

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ベトナム戦争がどんなものだったのかわからないけれど、こんな不条理に満ちていたのか。みんなはちゃめちゃなんだけど、観ていくうちにそれに慣れてしまった自分が怖い。
Vito

Vitoの感想・評価

4.0
マーロン・ブランドとロバート・デュヴァルの存在感が凄まじい

さすがコッポラ監督のゴッドファーザーファミリー!

「朝のナパームの香りは格別だ」
完全版を。

途中までかなりワクワクしながら楽しめたが、後半からラストがやや退屈に感じてしまった。
「ワルキューレの騎行」をBGMに、密林の上を飛行するヘリコプター軍の映像があまりにも有名だが、初鑑賞。

まずは、役者たちがみんな若い!
マーチン・シーン、甘い顔。この数年後には、息子エミリオ・エステベスが若手俳優として活躍するとは思えないくらい童顔じゃない?
ロバート・デュバル、クレイジー!びっくり!これが噂のキルゴア大佐か。「朝のナパーム弾のにおいがたまらない」。
デニス・ホッパーはいつも通り。笑
えーっ?これ、ハリソン・フォードだよね?ちょい役。
ラリー(ローレンス)・フィッシュバーン、細っこい、まだ少年。
スコット・グレン名前あるけど、どこに出てたの?サーファー?
マーロン・ブランドはいつも通り。笑

まあ、そんなふうに楽しみつつ。

前半は、動的で陽性の狂気。
後半は、静的で陰性の狂気。
戦場が人を狂わすのか。
人はもともと狂っているのか。
それだけは十分に感じた。

十代の兵士が戦場に送られていたのか。
狂わなければ、やっていられない。

森も人も焼き尽くすシーン、
老若男女問わず無差別の殺戮シーン、
現実だったんだろう。

が、なぜカーツ大佐がああなったのか、
なぜ人々が彼に心酔し従うのか、
わからなくて、何も理解できなかった。
キャスト強すぎ
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