YasuhitoArai

RIKI-OH/力王のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

RIKI-OH/力王(1991年製作の映画)
4.3
ルイス・ファン演じる雑賀力王は、恋人を死に至らしめたヤクザを殺したため刑務所に収監される。民間委託された刑務所は、極悪所長の指揮の下、悪の四天王に支配されていたが・・・という話。

原作が日本のバイオレンス漫画。香港のゲテモノ要素が突き抜けちゃったような映画。香港で初めてポルノ映画以外で3級(=18禁)指定された映画。
肉体損壊描写のオンパレード。多くのダミー人形がぐちゃぐちゃになっていく。腹を殴って背中まで貫通し、飛び散った肉片でカメラが見えなくなる映画なんて今までない。そしてやたら目が潰れる。肉片と血の量の多さでスプラッター映画になっている。漫画『バキ』みたいな感じ。漫画を実写化するとこうなっちゃうぞといういい例。
展開も全く予想が出来ない。斜め上過ぎて完全に置いてかれる。

主人公雑賀力王は相手をバラバラにしちゃうけど、弱い仲間だけでなく弱っている敵を気遣ったりする等めちゃめちゃ優しい。演じたルイス・ファンも顔面力が高く、ムキムキで、動きのキレもいい。

丹波哲郎が力王の師匠役で登場。夜の墓場で墓石を破壊したりして気功法を伝授する。不謹慎という意識は微塵も感じさせない。

色々とぶっ飛びすぎてて確実に記憶に残る映画。
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