‖ ◤ あんな首の長いやつが校長になれるか! ◢ ‖
何度となく観ているけど改めて鑑賞。
本作は生徒同士や和尚と先生など会話のテンポがよく、非常にリズミカルかつコミカルで面白い。
ワイワイがやがや感があって明るいホラーアトラクションのような感じ。
物語の歯車⚙が絡み合うように次第にテンポアップ、テンションが上がっていく構成がとても上手い。
また、ちょっとずつ、あるキャラクターに感じさせる違和感が終盤に繋がっていくなど伏線の貼り方もけっこう上手い。
あと妖怪もたくさん出てくる。
(ラスボス(ヌシ)は何がしたいのかよくわからない😂)
からくり人形、二宮金次郎やろくろ首など本作は和風な妖怪がメイン。
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私的見所①
前作から1年しか経ってないのになんだかとっても時代が進んだ感。
というのも都会の塾の子たちが合宿で田舎に来たという設定なので、キョウコの荷物も当時としては目新しいものばかり。
・ポラロイドカメラ(当時心霊写真が流行ってた)
・デジタル腕時計
・携帯電話
・視聴覚室のクソでっかいデスクトップのパソコン
・缶のファンタ、ペプシ
あと和尚がゲームギアで遊んでたり、子どもたちの会話の中で『バーチャファイター」や『モンゴリアンチョップ』とか出てきたり。
そういえば4:44にまつわる呪いとかも流行ってた。
私的見所②
子どもたちのキャラクターが強く、とても印象に残りやすい。
なかでも前田亜季さんがとんでもなくかわいい。
「連れてってくれないと木に登っちゃうぞ」
「カツラかぶっちゃうぞ」
「コタツ出しちゃうぞ」
「お相撲さんにサイン貰っちゃうぞ」
「嫌いになっちゃうぞ!」
ちなみに当時のパンフに掲載されている監督と脚本家の対談によると、ケン(笛を吹いている子)は自閉症だからとかではなく、実験好きな子で、今回はたまたま"何日喋らないでいられるか"を実験をしている設定らしい😂
あと子どもじゃないけど、神戸浩さん演じるおまわりさんも味があって良い。
私的見所③
エンディングがとんでもなく爽やか。
めちゃくちゃ良い作品を観た気分になる。