しめじろー

下妻物語のしめじろーのレビュー・感想・評価

下妻物語(2004年製作の映画)
3.8
深キョンかわええなあ〜当時22歳!?かわええ〜。舌ったらずな啖呵はどうかと思うところもあるけど、可愛さでオールオッケー。土屋アンナは当時20歳!?やば〜。
モモコとイチゴの友情物語がベースですが、主人公は完全にモモコで、ひねくれて育った子供が愛を、社会性を身につけるお話です。中島哲也監督って全面オモチャのようなハイテンションギャグの中でシリアスな題材を扱うイメージですが、まさにこの作品もそうで、主にモモコまわりの人間関係はなかなかヘビー。モモコの極端で凝り固まった人生観も納得できます。だから彼女が未知の感情におののき、やがて受け入れていく過程は感動的。基本的に笑いながら、最後には「いい話だったなー」と気持ちよく見終わることができました。今見るととても豪華キャストで、あっあの人が出てる!この人も!という要素も楽しめます。
ロリータとヤンキー。一見接点のない2人を刺繍で繋ぐプロットは見事です。また両者とも確固たる自分を持っていて、自分がいいと思ったものはいい、世間に迎合しない強さも共通しています。こんなん最強の友情ですね。