王子ジークフリードは、花嫁選びの舞踏式の前日、湖で金色の冠を被った気高い白鳥を見つけ、その白鳥の後を付け、白鳥が美しい女性に変身するところを目撃する。
その女性オデットは、元はある国の王女だったが、邪悪な魔法使いのロッドバルドに結婚を迫られ、それを断ったことによって国と肉親を滅ぼされ、昼は白鳥に変えられる呪いをかけられていた。
その呪いを解くには、心からオデットを愛する人が現れることが必要なのだという。
バレエで名高いチャイコフスキーの『白鳥の湖』を題材としたアニメ作品。
バレエでは台詞が無いのでなんとなくしか話の筋が分かりませんが、このアニメを見て、こういう話だったんだと分かりました。
白鳥のオデットがかわいいし、魔法使いの親父や娘・オディールもなんか魅力的でハマっちゃうんですよね。
大活躍するリスもまた、可愛くて微笑ましいんです。
バレエで有名なこの曲をこのように子どもにも分かりやすいアニメにすることで、永遠に受け継がれていくのだと思います。
白鳥の湖というと、チャ~ンチャララララ~ンララァ~♪という音楽を連想しますが、もちろん全篇に流れていて魅力的な作品です。
ただ、エンディングは本当のストーリーに脚色が大幅に加えられてるらしいので要注意です。
志垣太郎さんの演技も素晴らしく、実力のある方なら声のみの演技でも全然違和感がないんだなと改めて思いました。
逆に竹下景子さんは若干イモ演技でした。
ルックスが良いだけにその辺りが残念です。
そしてエンディングの『愛のみずうみ』は忘れられない名曲です。
ちょっとアレンジした白鳥の湖に歌詞がついたみたいな感じです。
最近こういう名作もののアニメってないのでは。
題材はまだまだいっぱいあるし、もっと作って欲しい。