タクマ

殺し屋1のタクマのレビュー・感想・評価

殺し屋1(2001年製作の映画)
3.6
愛はかなり痛い。
原作は未読。めちゃくちゃヤバいカルトコミックが原作の実写化映画だよと言われて興味本意で見たけど何これ痛ぁぁ!めっちゃ痛ぁぁ!そしてとにかくグロい。
残酷な人体破壊場面の連続に思わず目を背けそうになる。登場人物はみんなもれなく狂人なだけに暴力シーンだけをみたらどこまで演技なん?ってなる。今はまだ丸くなった気がしますけどこの頃のやりたい放題の感じを見てたら三池崇史監督ってやっぱり愛すべき変態ですね。痛みに飢えた殺し屋と愛に飢えた泣き虫な殺し屋の姿を軸にした物語は観客に対して一切の感情移入を許さず原作を未読っていう事もありあんまりきっちりした評価はできませんがどこか中毒性を感じる世界観と三池監督の本領発揮と言えるバイオレンス演出の組み合わせで漫画実写化としての評価は抜きにしても1本の映画としては十分な破壊力のある映画だと思いました。個人的には見終わった後で原作漫画を読みたくなるくらいには良かったなと思える映画でした。残忍なヤクザ世界で究極のSMを体感する暴力映画。
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