Dachiko

殺し屋1のDachikoのレビュー・感想・評価

殺し屋1(2001年製作の映画)
3.9
常軌を逸した人間達の、常軌を逸した物語。
そこには善も悪もなく、SもMもなく、
存在するのは暴力のみ。

圧倒的な暴力で標的を惨殺する殺し屋1(大森南朋)と圧倒的な暴力を渇望する破門ヤクザの垣原(浅野忠信)。

浅野忠信がカッコ良すぎる。いや、中身は全く理解できない思考回路してるんだけど、ルックスだけで100点あげれる。原作より綺麗で淡々としてて、変態度抑えめの垣原だった。

その垣原と1の存在感や狂いっぷりはもう鳥肌レベル。こんな人間現実に見たくもない。ただ、どこかにはいるんだろうなあ。

この2人の狂気は、結末に向かって、ゆっくりとしかし確実に膨張していく。そして、屋上にて一気に鼓膜と共に破裂する。

キャスト、ストーリー、雰囲気ともにとても好きな作品。ただ、これを小・中学生の頃のような多感な時期に見てしまったら、ロクな大人になれないと思う。