てるる

ザ・シューター/極大射程のてるるのレビュー・感想・評価

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)
3.8
先週何故かマーク・ウォルバーグ祭してて再観賞。
同じようなタイトルの映画がいっぱいあるけど、これが一番好き。

軍の作戦ミスにより相棒を失ったスナイパーのボブ・スワガー。
心に傷を負った彼は引退。
しかし大統領暗殺を防ぐために軍に手を貸すことを決意するが、陰謀に巻き込まれ、政府から追われることになる。

主演は安定のマーク・ウォルバーグ、ヒロインはケイト・マーラ。
マイケル・ペーニャが相変わらず良い味出してる。
ダニー・グローヴァーが珍しく悪役。
他にローナ・ミトラやイライアス・コティーズ出演。

最初は軽い気持ちで観始めたけど、意外にも凝ったストーリーとハードボイルドな展開と、逃走劇のハラハラ感が相まってかなり引き込まれる。

しかしスナイパーって何でこんなにカッコいいんだ?
銃のことは良く知らないけど、とんでもない凄腕ってことを分かりやすく見せてくれる。
特に雪山でのスナイプは最高です。

元々「スワガー・シリーズ」という原作があるらしく、スパイ小説っぽい要素も強いとか。
原作未読だけど、撃たれた後にその辺のスーパーにある物で点滴とかしちゃったり、犯人探しの面白さがあったりするのもそのおかげなのかも。

そして予想外だけどスカッとするラストが好み。
良い意味でハリウッド映画っぽくない。

「マグニフィセント・セブン」や「トレーニング・ディ」で名を馳せたアントワン・フークア監督の隠れた良作。
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