陰謀によって暗殺犯に仕立てあげられた元特殊部隊のスワガー。背後から撃たれながらもなんとか逃げ延び、自らをはめようとした黒幕に反撃をする。
スワガーはスナイパーとしての腕だけでなく、体力も知恵も並外れている。さらに、普段は寡黙で孤独な戦いを強いられるのはジェイソン・ボーンのようで、とても自分好みだった。マーク・ウォルバーグが演じた中でもスワガーは一番かっこいいと思う。
途中、民家周辺の爆発シーンはアクションのサービスシーンのようで、全体の流れからちょっと浮いてる気もしたが、他はタイトでとても丁寧に作られている。
西部劇のようなラストには賛否あるかもしれないが、覚悟を決めたかのようなスワガーの表情はどこか清々しさも感じる。