Masato

ザ・シューター/極大射程のMasatoのレビュー・感想・評価

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)
3.8

法で裁けぬのなら、殺すまで!

極大射程とかいう洋モノAVのパロディみたいな副題がついているこの作品。アントワンフークワ監督ということもあり、ポリティカルかつ復讐劇でもあるなかなか渋い一作!

安定の無能&悪党のFBIたちが主人公らをハメようとする。完全に最強のスナイパーは強すぎてナーメテーター状態。序盤に瀕死になって人間アピールするけど、そのあとは傷一つもつかずに殺しまくる無敵っぷり。これは気持ちいい。

法が絶対的に機能するとは限らない。連邦政府に対して抵抗権を持ち武装が憲法修正第二条で許されているのがアメリカだから、こうして公権力に銃で立ち向かっていくのは、ある意味アメリカ人らしさのある行い。現実では銃規制と絡んでるから大問題の憲法なんだけどね。

すんげぇトムクランシーみたいな話だなあと思ったら、原作小説ありなのね。原作ありのポリティカル・ミリタリーアクションって結構映画化されると似たりよったりの作風になっちゃうよね。好きだからいいけど。
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