エル・スールの作品情報・感想・評価

エル・スール1982年製作の映画)

EL SUR

製作国:

上映時間:95分

ジャンル:

4.0

あらすじ

1957年、秋。ある朝、少女エストレリャは目覚めると、枕の下に父アグスティンの振り子を見つける。エストレリャは父が死んだことを悟る。彼女は回想する。内戦の記憶に囚われたスペイン、<南>の町から<北>の地へと引っ越す家族。8歳のエストレリャが過ごした“かもめの家”での暮らしが語られる…。

「エル・スール」に投稿された感想・評価

66shiro99

66shiro99の感想・評価

3.5
語らぬ美学がスペインにもあるのだろうか。
こんな家族の(特に父娘の)関係は、スペインでもリアルではないだろう。

小津のような雰囲気とまるで絵画のような陰影が美しい映画でした。
あや

あやの感想・評価

4.1
母が父を呼ぶ声と犬の鳴き声で目が覚めたエストレリャは、もう父は二度と戻ってこないことを悟り静かに涙を流す。
そして幼い頃の父との思い出を振り返る。


「ミツバチのささやき」でも魅せられた光と影の魔法がここでも美しくかかっている。父が予知をする時に使っていた振り子を取り出す15歳のエストレリャが静かに涙を流すシーンはあまりの美しさに冒頭から心を奪われた。

子どもの時に知らなかった親の面を成長してから知ることは、あまり良いことばかりではないという少年少女の時に感じる心情が幼いエストレリャから15歳になって父と再会するシーンを通して描かれる。
幼い頃は謎だらけの父に惹かれたが、昔の恋人という過去に囚われ続けている父の姿は15歳のエストレリャにとってはどう映っていたのだろうか。
映画の中の時間はとてもゆっくりと、静かに流れていく。心の中にそっと閉まっておきたい作品だった。
もう一回観て理解を深めたい
セリフも説明も省けるだけ省いて残ったものはとてもシンプルだけど難解な暗号。
自分自身の中にある何かを以ってして初めてそこに意味や価値を生み出す作品。
私には何もないから分からない。
時代背景も、評価する点も。
ただ淡々と流している少女の日常が、あまりにも現実的で理想とは程遠いのに映像だけが美しさを保つことが、私の心に小さな棘を残した。
もっと時間が経ってからまた観た時にどう感じるのか…
究極の映像美。もうめちゃくちゃに綺麗。信じられないほど綺麗。
少女の、起こったことをそのまま受け入れる姿勢が静かで切ない。初めから終わりまで通してずっと、空気がピンと張り詰めている感じがする。
日傘

日傘の感想・評価

3.8
久しぶりに。
miyuki

miyukiの感想・評価

3.8
2018.4.29
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