娘と父の物語。
油絵のような映像で、明かり(特にオレンジ色の光)と、漆黒の影のコントラストがとても印象的だった。
どことなく一般的な父親とは違うんだろうなと思いながらも、父の孤独になかなか踏み込…
このレビューはネタバレを含みます
落書きの青年は姿すら描かれず、イレーネラオスも手紙のみの出演で、親子お互いの外的世界との関わり(特に思ったことを言えるかどうかの話)を際立たせ、見えやすくするために徹底的な削ぎ落としが行われる。
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エリセやべぇパート2。
父の想い
父への想い
朝起きたら父がいなくなった事を悟る娘 エストレニャ。
その後、幼少期のエストレニャの回想から物語は始まります。
これまた余白の多い演出で頭フル回転…
このレビューはネタバレを含みます
それまで娘エストレリャが知らなかった父親アグスティンの実像が次第に見えてくるミステリアスなテンションが良い味わいだった。研ぎ澄まされていく娘の感受性と作られていく大人の男性観。娘の初整体拝受の儀式…
>>続きを読む少女・エストレリャが、父の姿を通して世界や人間について理解していく過程を描いた作品。
父・アグスティンは振り子で水脈を当てるような霊的な能力を持ったミステリアスな存在として描かれ、エストレリャも彼…
理想の父親像が崩れてゆき、不信感が募り、蔑ろにされている訳ではないが大事にもされていないことを察する。怒りよりも喪失感。
こういう感覚って多くの人が経験するのかな。後半は苦しかった。
ガッツリの黒…
・光の美しさ
・沈黙に沈黙で答えるシーンの、それこそ逃げ出したくなる苦しさ
・父を問い詰めるようなことしちゃあいけないよ
・良いことや悪いことを色々思い出してしまった そういう映画なのだろうか
・わ…
ビクトルエリセ作品
久しぶりに映画を見たこともあり、映画の見方を忘れていた気がするが、恐ろしいほど光と影の使い方が上手い
それは、見た目だけでなく、父の知られざる謎という点でも、ストーリーに光と影…
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