KSat

崖のKSatのレビュー・感想・評価

(1955年製作の映画)
3.3
「道」の次にフェリーニが作ったけど、イマイチ受けなかった一作。

そらそうだろ、ってくらい、暗い。

戦後10年経ったイタリアはまだまだ貧富の差も激しく、詐欺師稼業で食ってゆく人も結構いたのだろう。

そこから生まれる罪悪感をキリスト教の救いと絡める感じがいかにも、ではあるが、映画としてはやや地味か。家族に対する思い、みたいなのも、なんだか今ひとつ。

せっかく出てくるジュリエッタ・マシーナの無駄遣い感も否めない。
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