肉体美。
バレエ団の日常を描いた群像劇。
これ、本当に日常です。
合わない方はとことん合わないのかもしれません。ドキュメンタリーでもなければドラマにするには弱すぎる。セリフも少なめ。なのにダンスシーンはなかなか長め。
でも夢と現実の狭間でもがいたり、相容れない上司(監督)とぶつかったり、時にはそんな上司を皮肉って上手くいかないこともみんなで乗り越える。愛する人に支えられながら…気づけば自分の生活に当てはまると思います。これぞアルトマン的群像劇と言うものなのでしょうか。究極のリアリズム。
終盤のカンパニーの演技、屋外の場面も美しいのですが、リフトを使ったダンスシーンがとても綺麗で個人的には印象に残りました。
昼下がりのお洒落カフェで流れていそうな本作。
バーレッスンやダンスシーンでは家なのをいいことにストレッチが無性にしたくなり始めてみる。いや〜気持ちいい。
秋〜冬にかけてやっぱり太るよね。食欲の秋、忘年会に新年会。そんな時はこれを見ながらなんちゃってバレエストレッチをすれば心も身体もデトックス⁉︎
作品を真剣に見なさいよと言われそうですが、昼下がりや深夜にストレッチをする女子にオススメしたい一本でした。