バレエのことは何にも知らないし、芸術としてもショーとしても特別興味があるわけでもない。ただロバート・アルトマンの監督作品、という理由だけで鑑賞。
内容はほとんどないので、面白いか面白くないかというよりは好きかどうか。映画に娯楽性を求める自分には判断が難しいところだけど、感覚的には嫌いではなかった。
気になったのは、ジェームズ・フランコは何のために出てきたのか? ひいてはアルトマンはドキュメンタリーではなく映画作品として何が撮りたかったのか? というところ。
彼の魅力のひとつであるシニカルなユーモアは少しだけ見ることができたけど、もうひとつの魅力である反骨的なモチーフは影を潜めていたように思った。