まぴお

世界侵略:ロサンゼルス決戦のまぴおのレビュー・感想・評価

3.3
【君も隊員の一員だ!】

普通、他の星にやってきて戦争できる技術があれば文明は相当進んでるはずで
戦略やその土地の文明をよく熟考した上で攻めてくると思うんですけど
アメリカ万歳な宇宙人戦略映画ではほぼありません。一方的に攻めてきて一方的に自滅していきます。話し合いの機会は一切ありません。文明人なのに!
この手の映画にでてくる宇宙人たちは簡単にいってしまうと阿呆です。
ツッコミ放題です。

しかもこの作品の宇宙人はインデペンデンス・デイや宇宙戦争ほどの圧倒的差があるわけでもない。強いっちゃ強いけどギリギリ地球人でも勝てるレベル。


でそんな作品が嫌いなのかというと僕は大好きです。
けして高得点は取れないですがコカ・コーラみたいにスカッと爽やかな阿呆な感覚を得ることができるじゃないですか。
こまけぇことはいいんだよ。ひたすらドンパチしようぜ?みたいな感覚。

あとミシェル・ロドリゲス。この人に女軍人やらせたら右にでる人いなくない?
顔とか別に好みじゃないですけど何気に好きです。

あとこれ実際に第二次世界大戦のロサンゼルスの戦いの史実が元ネタになってるんですね。ロサンゼルスの空に未確認飛行物体が出現してアメリカ兵は日本が攻めてきたと勘違いして砲弾したが実際には日本がその時間に本土を攻めたという記録はなくてあの飛行物体はなんだったんだという「ケネス・アーノルド事件」「ロズウェル事件」と並ぶUFO襲撃三大事件のひとつです。結局は戦争の極限状態による錯覚だったってことで片付けられたんだけどね。

でもこれとは別に人類VS宇宙人で徹底した骨太リアルシミュレーション映画も観てみたいなぁ。

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