トランスマスター

病院へ行こうのトランスマスターのレビュー・感想・評価

病院へ行こう(1990年製作の映画)
3.0
バブル期の広告代理店の亭主が、自宅で妻と間男が野球拳をしている場面に遭遇。揉み合い階段から落下して双方となりの病室に入院するゆるゆる病院コメディ。

◆良い点/注目ポイント
・大地康雄の間男ながら亭主と病院脱走を企てるなど高いコミュニケーション能力と人間味ある人物像が光ります。
・薬師丸ひろ子の女医さんも大人の色気がありました。
・ローテク時代の入院は、見舞客との会話、差し入れの漫画かカードを購入してみるTVなど娯楽が限られ退屈だった事を思い出しました。今はWi-Fiとタブレットさえあれば映画三昧です。
・階段の転落シーンやエスカレーターを車椅子で使うシーンなど結構体当たりな場面もあります。

◆改善点
・大地康雄の花火師の設定は、良かったもののラストの演出は流石に現実離れしています。

◆総括
・バブリーな携帯電話とゆったりしたシルエットのイタリアンスーツそして80'sのサイドバックの髪型など時代を感じました。
この続編の『病は気から 病院へ行こう2』は、『七人のおたく cult seven』と同時上映でノーマークだったのですが、私が高校生の時に同じ学校の彼女と一緒に見て2人で大号泣してしまい。帰りの山手線が辛かったです。

-2019年99本目-