ぬーたん

セカンドベスト/父を探す旅のぬーたんのレビュー・感想・評価

4.0
ウィリアム・ハート主演。1994年作品はもう27年前になる。この頃はウィハーは結構好きだったから色々観てたのにこれは知らなかった。『ゴーリキー・パーク』で知り『愛は静けさの中に』で涙したあの頃!まだウィハーの頭もちゃんと髪が乗っていたあの頃!しかも今作では髪の毛がふわふわでたっぷりとあり可愛くカールしてるんだよね。ちょっとびっくり。
出だしから良いねえ!子供をかっさらう?森で暮らす?サスペンスの匂いがしたけど違った。ウィハー演じるグラハムは42歳独身!女好きのイメージのウィハーが今作では地味でモテない女性に縁のない役で。そのグラハムが何故かいきなり養子を貰おうとする。え~なんで?ちょっと気持ち悪いかも。変な趣味じゃないよね?とか疑ったりして。
その養子が冒頭の子供、10歳のジェームズだ。
それぞれの父と息子の複雑な関係を投影しながら、新しい父と息子はもがきながら進んで行く。その描写の苦しいこと。いつ破綻してもおかしくない。
先ずはやっぱりウィハーがいい。セリフでなく表情もそんなに変わらないのに、その熱き心がずっしりと伝わって来る。多分、目かな。小動物のような澄んだ瞳。それと声がいいのよね。
ジェームズ演じる少年がまた良き!残念ながらこの1作のみの出演で終わってしまいその後は俳優の道は辞めたのかどうかも分からない。もったいない。
孤児院の職員にアラン・カミング。若いしかっこいい。キリリとしててイケメン。
ハートコンビでジョン・ハートもちらり。
それぞれの父役も良かった。
多くを語らない。観客に委ねるというよりは、必要なしというスタンスかと思う。2組の父と息子に焦点を合わせ、その過去も感情もあっさりと描き後は想像で膨らます感じだ。
後味も良く、何だかとても幸せ気分。こんな素敵な作品を知らなかったとは!今観れて最高にハッピー!
※おやつは小布施堂の栗鹿ノ子。栗きんとんみたいな缶詰。これにモウのバニラを乗せて。うまい!太る!白桃烏龍茶と。
※夕飯は好物の海老フライ!タルタルソースたっぷり。一緒にきたあかり、アスパラ、新玉ねぎのフライも。海老の頭の味噌汁。胡瓜とカブの漬物、五目豆(フジッコ)ご飯は雑穀米にした。うまい!太る!
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