野武士

ブルーノの野武士のレビュー・感想・評価

ブルーノ(2009年製作の映画)
-
呆れて怒り狂うのがこの映画に対する正当な評価。

まったくもって無意味に全員を敵に回し、怒らせる。ここまで命をかける必要があるのかと言うほどくだらない。
下品なギャグもやりすぎ不謹慎もただの迷惑行為もコメディの域を超えてる。時折、アメリカ人のゲイに対する差別意識や自分の子供に対する考え方の酷さなんかも露呈するけど果たしてこれを狙っていたのかはわからない。(そもそもこの映画が政治的思想的な立場を放棄しているため)

まったくもって酷い映画かもしれないけど、サシャバロンコーエンのファンとしては唯一無二のコメディアンになろうとする生き様や誰にも媚びない強気な姿勢、あとファックオフしか言わないハリソン・フォードなんかも含めてけっこう好き。

サシャバロンコーエンっていつか殺されるんだろうな本当に。ヒヤヒヤしたよ。
野武士

野武士