第一次世界大戦の頃、清国の青島に当時敵対していたドイツのビスマルク要塞があり、日本側の国々から排除を懇願される。日本海軍は、この戦いで初めて飛行機による戦闘を試みる。
とは言っても、当時の戦闘機はホネホネの複葉機で、爆弾は手で投下。場合によっては、鳥より遅い速度。操縦士と、射撃士の二人乗り。
その複葉機を二機搭載した、これまた日本初の空母は、普通の商船。
青島に就くが、敵側には単葉機があり苦戦する。
で、二機あった複葉機の一機を失い、各国から作戦の遅れを指摘され、日本軍は総攻撃を決起する。
追い詰められた空軍は、総攻撃前に決死の作戦を立てて・・。
戦争映画で、第一次大戦のモノで。
後の第二次大戦のそれより、殺伐としてなく、むしろほのぼの感まであるのですが。
最初複葉機が飛んでるシーンなんて、コメディかのようでしたが、そこは特技監督が、あのゴジラの円谷英二で。
今観ても、リアルで。ドイツの飛行機とのドッグファイトも臨場感があり良かったです。
最後のビスマルク要塞への特攻作戦も、なかなかの迫力で、ホネホネの複葉機がカッコ良く見えるほど素晴らしかったです。
加山雄三と佐藤允、夏木陽介に池部良の空軍も、戦時中なれど、どこか朗らかな感じにビシッと決める所はなかなか良かったです。
ちなみに、特撮好きな私は、
ウルトラセブンの「第四惑星の悪夢」でロボット長官を演じて、この作品ではドイツのスパイの中国人役の成瀬昌彦を確認しました。