名もなく貧しく美しくの作品情報・感想・評価 - 6ページ目

「名もなく貧しく美しく」に投稿された感想・評価

mits

mitsの感想・評価

3.0
ラストは個人的に反則技だと思っているオチ。
締めくくり方に困ってそうしたんじゃないのと思ってしまう。
haru

haruの感想・評価

3.1
幼少期の一郎(島津雅彦)が憎たらしくもあり、可愛いです。最初、秋子と道夫が手話で会話をしているシーンに電車が通るのですが、二人の姿は隠れてしまい字幕のみになる場面が個人的には好きでした。それにしても秋子の弟は酷い奴でしたね、、。
Yuya

Yuyaの感想・評価

3.6
ただひたすら互いを思いやる夫婦愛 家族愛って これほどまでに強く尊いものなんだな
利己主義や自己主張ばっか先行で 言葉があっても心通わぬ夫婦や親子も多いだろうに なんて健気な純愛を見せつけてくれるんだ!
そうだ 言葉なんて交わさずとも 互いへの思いを示せて 感じられるのが 家族なんだな
じゃなきゃ 悲しすぎるもんね
言葉は無くとも伝わる強い想い。

美しい二人の心。耳の不自由に負けずお互いを愛し合い子供を立派に育て上げる。
健常者にも儘ならない数々の苦難に立ち向かって行き立派に成し遂げる。
そして二人は共に手を取り合いながら謙虚な想いで暮らして行く。

第二次大戦後の貧しい日本の庶民の姿を描いています。涙無くしては観られません。
夫婦のあるべき姿だよ、これは。
お婆ちゃんの、この台詞が好き。
「世の中は二人でも生きていけない人間と、一人で気ままに生きてる人間がいるんだね」

このレビューはネタバレを含みます

終戦後の困難な時代に、聾唖の夫婦が貧しくもたくましく生きた物語。

その時代の聾唖者の境遇や、夫婦が出会い、一緒になり、様々な不幸にあっても倹しく生きていく様には感じ入ってしまう。
なによりこの映画で素晴らしいと思うのは"手話"の演出。
普通の人ならば会話できないような喧騒の中、または車両を隔てた電車といった場所で、正面から向き合って話し合う彼らの世界には、耳が聞こえるものにはない世界のつながりが感じられた。
これは手話であるからこそ成立し、映画のテーマとしても意味のある見事なシーンだと思うね。
妻役の高峰秀子、夫役の小林桂樹の演技がとてもいい。

夫婦がお互いに支えあっていくことの感動の裏には、やはりその夫婦に不幸があるからこそ際立つのだろう。
弟が家財を盗んだり、長男が亡くなるのも不幸だけれど、個人的には幼い次男に物心がつき、両親が聾唖者であることの引け目を感じているというニュアンスが、とても心痛かった。
子どもだけに辛辣なことも言う、でもそれ以上に子供の世界で周りから言われているのであろう、その息子の境遇にも心痛みますわ。
それだけに、年月が流れて息子が物事を理解し、父母を想う立派な少年になっていく場面では、主人公と同じような感動を味わえるわけですね。

そして、色々なことが上手く行きだした終盤の悲劇。
「まさか」と、俺もさすがにあっけにとられたのだけども、遺された息子は立派に、そして父子支えあって生きていけるであろうという未来への提示があるわけで。
“困難な境遇の中で逞しく生きていく”という、まさにこの映画のテーマそのものが見いだせるのです。
ナル

ナルの感想・評価

4.0
人間は、法律の中で生きている。
法律の中にもルールがある。例えば、学校の校則、上司との関係、暗黙のルールが沢山ある。
不自由のなかで、いかに自由に生きるか、、、

この映画は、耳の不自由の夫婦の物語である。
先天的な不自由を彼らなりに自由に変えていく生き様がすばらしい。
役者の演技がすばらしい、僕にはすばらしく見えた。

日本は、黒澤だけじゃないぞ、松山善三もいるぞ!
歌子

歌子の感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

私のイケメン監督の中で5本の指に入る、松山善三監督作品。
どうしてここまで、虐げられてしまうのか?それでも自分たちは幸せだとほほ笑んでいられるのか・・・清廉な人々の清く正しい人生の軌跡です。
亡くなった、高峰さんと小林桂樹さんの夫婦愛が素晴らしく、
その子供のひねくれっぷりがハンパじゃないのが面白かったです。
手話で、雑踏中二人にしか分からない会話をする場面などでは、 逆に手話がわからない視聴者の方が疎外感を感じてしまうようなそんな空気を作り出し見事だな~と思いました。
しかし最後がどうにもこうにも不幸過ぎて、心が折れそうになりました。
MikaImai

MikaImaiの感想・評価

2.5
私はろう者であり、ろう者として鑑賞した感想を述べたいと思う。ろう者の夫婦愛を描く映画だが、耳がきこえないという病理的な視点が強い作品である。ろう者のセリフが聴者的な表現されているため、違和感を感じる。つまり、ろう者としてろう者の動きや考え方などに共感できないことが沢山あって不自然な映画だったと思う。でも、当時はろう者に対する差別は大きかったかもしれないので、当時をみた時の感想は今の感想と違ってくるかもしれない。文化的な視点をとらえた映画があればさらによかったかもと思う。
|<