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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌のmingoのレビュー・感想・評価

5.0
18年ぶりに鑑賞。劇場でみれることの幸せ。一番みた映画は実家でVHSが擦り切れるほどに観た本作かスタンドバイミー。それほどにこの映画のことを好きだし、大人になって観た今でも色褪せず輝くほどの傑作には変わりなく、昔の親友は今でも親友だった!に近しい感情を持ち合わせた。つまりは笑いと涙。

ちびまる子というドラえもんでもしんちゃんでもない誰の胸の内に寄り添うこいつ。漫画は全巻持ってるし(オススメはヒロシと母ちゃんの出会いのストーリーも良いけど8巻の巻末短編の「陽だまり粒」は青春短編漫画の傑作)、さくらももこは老若男女問わず人の気持ちに寄り添える最強の短編エッセイスト。仔馬の歌を切り口にお姉さんとの出会いと別れを描く切ないストーリーに、大瀧詠一の音楽に、動く動く湯浅政明のアニメ。小さい頃は気づかなかったが、想像以上に原色バリバリの色使いで自分に子供ができたら擦り切れるまで見せたい。
DVD出てないのでVHSか劇場でかかるのを待つしかないがぜひ多くの方に劇場で観てもらいたい。

本作をオールタイムベストにせずに何をする!的な良き古き90年代が誇る傑作アニメーション。ビックリしたのはロールスロイスに乗る花輪くんにバイバイするまるこの服の衣擦れまで再現してたフルアニメに完敗。作画枚数6万枚は偉業。道行くモブまでくそ動くww
非の打ち所がないほどに傑作。ちなみに本作の漫画版も出てるのですが、巻末に映画の裏話が載ってるのでそちらも合わせてぜひ!
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