まる子と絵描きのお姉さんのかけがえのない出会いと別れの心温まるものがたり───
やっとやっと、観ることができましたー!円盤化されていなくて、ビデオもプレミア価格が付いているという、公式で観ることがとても困難な隠れた傑作。(私はアニマックスで観ました。ありがとう!ありがとう!)
噂に聞いていたセンス抜群の音楽パートはもちろん物語もとても良かった!
こんなにあたたかいちびまる子ちゃんを観たのは初めてかもしれない。このまるちゃんは悲しくて切なくて、でもあたたかくて…
まる子とお姉さんの過ごした時間がめんこい子馬の歌詞と重なる脚本が上手い。
ジャングルジムで手を振るまる子と涙を流すお姉さんに私も涙を誘われた。このシーンは音楽も相まって感情が高ぶる。
時折挟まれるお姉ちゃんがちょっと寂しそうにしている表情が心に刺さる。それでも最後にはまる子の頭を撫でてあげる優しさを持っていて姉妹っていいなって思った。
それにしても、こんなに何回も静岡に行くまる子がすごい。今回のまる子、行動力ありすぎ…!清水と静岡って電車でどれくらいの時間がかかるんだろう?
この映画はいつものちびまる子ちゃん以上に作画への熱量がすごい。もはや別のアニメかと勘違いしてしまうくらい。この映画は(音楽も映像も含めて)芸術作品だと思う。
あと、私が驚いたのはこの映画が『大野君と杉山君』の時系列と重なっていること!クリスマスコンサートのカットとかまるちゃんが大野君と杉山君にみかんを取られて返してーって騒いでいるシーンが挟まれていて分かった。