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マーニーのNTKのレビュー・感想・評価

マーニー(1964年製作の映画)
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マーニーの行動原理を分析して犯罪衝動から救ってやらねば…というあまりにも寛大で優しいマークの懐の深さには感動すら覚えるが、それはそれとして、知的で冷静な美人女性主人公が企業に潜り込んでは毎回しれっとお金を盗んで綺麗に去っていくという怪盗じみた行動、なんかめちゃくちゃかっけえな…という感動もある。
犯罪者であり、良くないことをしてしまった主人公という事には変わりはないが、野生の獣のように盗みの行動を止められずに野生的な行動だけで動く美しい女というマーニーの魅力になんだか惹かれるものがあった…。男も友達もいらない、信頼しているのは自分だけという孤独で孤高であるマーニー、かっこいいかも。

マークが「野生の山猫を自分だけに懐くように飼い慣らした」というセリフが後からマーニーとダブって見えてくるのがまた何とも。車内での会話、結婚する話を進めるマークに対して「愛なんウソ 私はただの獲物だわ。ワナにハマった獲物よ」とマーニーが嫌悪感を露わにするのが印象的。

まあとはいえ!とはいえ、船旅での客室での一幕。自らの愛でマーニーを治すと意気込んでいたであろうマークだが、いつまで経っても心を開かないマーニーに痺れを切らして一方的に迫り、硬直したマーニーとなし崩し的そのまま寝た(不明?)マーク。普通に同意なさすぎて怖すぎた。同意ねえじゃん。相手は男性不審を露にしていて、自分は他の男と違いますよアピールをしておきながら結局それか…とも思ってしまった。男は狼すぎる。
でも大丈夫だったでしょ?的なマークの暴露療法チックな行為は、結局マーニーの男性嫌悪を増大させてプールでの自殺未遂に繋がるじゃん?という。なんかあのシーンだけちょっと腑に落ちないな…という感じ。

結局、最終展開で事の真相が明らかになると、マークの分析医役としての介入がなければマーニーは一生苦しむだけだったんだろうな…と分かるので尚更マークが居てくれてよかったのかもな〜とは思う。ラストに明かされるマーニーのトラウマの詳細。自らが忘却したあの夜の出来事を振り返る時、怯える少女に戻るティッピ・ヘドレンの演技力、凄すぎた。

男女ロマンスのハッピーエンドとサスペンスの種明かし、この二つを同時に見られて楽しかったな〜〜〜。

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