マーニーの作品情報・感想・評価

「マーニー」に投稿された感想・評価

JAmmyWAng

JAmmyWAngの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

#HerTooじゃないけれども(もちろん「はあちゅう」でもないけれども)、ヒッチコックのティッピ・ヘドレンに対するハラスメントを知ってしまうと、『めまい』のように配慮を欠いた執着心でもって、『サイコ』のように母親に起因する心的不安定性を、『白い恐怖』のようにやたらと便利な精神分析(形式はフロイト的でありながら内容は全然フロイト的でない)で救済するという、過去に蓄積されたプロットを切り貼りしてティッピをI've made you mineする話みたいな、穿った見方をしてしまう感が無いと言えば嘘になるかなあと。やっぱりちょっと病的なところはあって、それ故の魅力もあるとは思うものの、でもハラスメントは本当にダメ。ゼッタイ。
1985年12月15日、歌舞伎町シネマ2で鑑賞。(前売券1200円) 

この映画を観に行った劇場では「マーニー」という現在一般的に呼ばれるタイトルではなく、「マーニー・赤い恐怖」として劇場公開されていた。 
「白い恐怖」とかけたのだろうか? 

ティッピー・ヘドレン演じるヒロイン=マーニーは、赤色に異常な拒否反応を示す。
人がカメラのフラッシュを直接見ると直後に視界が赤く見える画像効果をこの作品でも使用している。
(『裏窓』のクライマックス・シーンで使用されたあの効果的手法)

全体的に、観客を喜ばたり、ドキドキさせたりする盛り上がりに欠ける少し残念なヒッチコック後期作品。
クロ

クロの感想・評価

3.3
★★★☆
ティッピ・ヘドレン下手すぎ
山岡

山岡の感想・評価

3.2
勤務先で盗みを働いては職を転々とする主人公ティピ・ヘドレン。

物語の序盤では、彼女が身分を偽って新しい会社に就職し、社内の金庫事情を調査しつつ、最終的に大金をゲットするまでのプロセスを克明に描いている。
特に、終業後のガランとしたオフィスで彼女が金庫から現金を持ち出す様子と、金庫部屋のすぐ外で清掃活動に勤しむオバちゃんをワンショットに収めたあのシーンは本作の白眉。ティピ・ヘドレンがオバちゃんの存在に気づいてから部屋を出るまでの流れも丁寧で、このあたり、ヒッチコック映画の魅力抜群なシーンである。

その後、彼女の怪しい動きを事前に察知していた社長ショーン・コネリーに盗みの事実がバレてからは、物語の軸は「彼女がなぜ盗みを働くのか?」という問いに移行し、最終的には幼少期の事件による男性恐怖症のトラウマ、そしてその代償として彼女がこのような行為に及んでいたということが明らかになる…徐々に謎が明らかになり、それがクライマックスの実家での回想シーンに結実する流れは完璧…。

以上のようにヒッチコックらしい魅力に溢れた本作だが、『めまい』『北北西』『サイコ』『鳥』…と続いた伝説級の作品と比べて数段評価が落ちる原因となったのは、コネリーの役がいまいちハマらなかったからだろうか…男性恐怖症で盗み癖がある女に急に求婚し、自分の家に囲い込む大富豪…文字に起こすと、彼の変態性は明らかである。本来ならば、主人公のティピ・ヘドレンと対になるレベルの存在だが、彼のキャラクターがもっと深掘りできていたら、同じく男女の異常心理に言及した『めまい』と並べられる傑作になったかも…?
あの名監督であるヒッチコックと初代ジェームズ・ボンドことショーン・コネリーがタッグを組んだ作品。ヒッチコックの黄金期がすぎた後の作品なので微妙なところもあるにはあったが、これはこれで中々面白い映画であった。

前半は主人公であるマーニーがメインで描かれる。彼女が盗みを繰り返す原因の一つである母親のことが語られるのだが、この部分は中々良い。母親に愛されたいと思いから、盗んだお金で買った高価なものを母親にあげたりお金を援助する姿はみていてどこか痛々しい。マーニーのパーソナリティがみてとれる良いシーンだ。

またマーニーが会社からお金を盗もうとするシーンはヒッチコックのセンスが光っている。ほんの5分にも満たないシーンだがその緊張感の持っていきかたやカメラワークはさすがといったところだ。

多くのヒッチコックの映画のように後半からガラッと雰囲気が変わる。ション・コネリー演じるマークがマーニーの正体に気付いたとき、物語は予想だにしない方向へ進んでいくのだ。ここからマーニーのことよりもマークの行動がメインになっていく。マークのしていることは最早サイコパスであると思うのは僕だけだろうか。犯罪を犯した女性を脅し無理矢理結婚して、しかもそれは彼女を守るためだと言い張る。船の上でのシーンは絶妙に気持ち悪く、そして恐ろしい。

だが、よくない部分の方が目立っていたように思える。まずショーン・コネリーがあまりにも魅力的過ぎるのだ。マークの行動はある意味恐ろしいことなのに、ショーン・コネリーのセクシーさでその恐ろしさが相殺されてしまっている。彼が一種のサイコパスなのか、それともマーニーを救おうとしている良い奴なのかが曖昧になっている。そしてこれによりマーニーのトラウマがこの映画のメインなのか、虚言癖や盗難癖がメインなのか、それともマークのマーニーへの執着がメインなのかがはっきりしていない印象を受けた。そこに義妹の話は蛇足としか言いようがない。最後のオチ自体は中々よかったものの、後半からラストにかけてはかなり迷走気味であった印象を受けた。

2時間10分という長さに見合う内容であったかはやや微妙ではある。途中まではしっかりしていて面白いものの、後半にかけては描きたいことが多くなりすぎてしっちゃかめっちゃか。ヒッチコック好きなら一見の価値はあるだろうが、そうじゃなければおススメはしないだろう。。

(どうでも良いが最近の僕のレビューは長過ぎるし書きたいことが多すぎてぐちゃぐちゃになってるなぁ。この映画みたいに)
ショーン・コネリーに惚れ惚れ
隙のない構図に天晴れ
金庫から金かなんか盗むシーンのショットがとにかく緊迫感ぱなかった記憶あり。
DKeita

DKeitaの感想・評価

5.0
個人的エモさが爆発。

端々で小さなサスペンス、反復と差異の演出。
Luri

Luriの感想・評価

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ほとんど寝てて覚えてない
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