夜な夜な映画祭

希望の国の夜な夜な映画祭のレビュー・感想・評価

希望の国(2012年製作の映画)
3.8
公開当時、映画館で。

園子温のフィルモグラフィーの中では異質な作品で、まだ傷の癒えない時期の震災の記録映画。

あの時期、誰もが怯えた得たいの知れない不安を、確かに写している。

何が正しいのか分からなくなって、いろんなものが崩壊した、はずだったのに。気づけば時間が風化させていく。

一体何が解決したのか。

公開当時、こんな映画が必要なのかと思ったが、時間が経つと、こういう映画が必要だったんだと思う。