スギノイチ

めくらのお市物語 真っ赤な流れ鳥のスギノイチのレビュー・感想・評価

3.0
大川橋蔵の『めくら狼』、近衛十四郎の『悪坊主侠客伝』、酒巻輝男の『盲坊主対空飛ぶギロチン』『好色坊主 四十八手斬り』(これは未見)。
どのタイトルも一応「市」という文字は入れていないし、前者2作は座頭市と異なった殺陣で差別していたのに、本作は堂々と「市」の字を入れている上に剣のスタイルも思いっきり逆手切り。

ストーリーはご都合主義の連発で白けるし、母親との再会までやってしまうのは詰め込み過ぎ。
師匠の長門勇は相変わらずいぶし銀だが、いい歳して弟子のお市を女性として意識しているので若干気持ちが悪い。
締めは松の木にぶら下がる天津敏で飾る。
スギノイチ

スギノイチ