まごー

カバーガールのまごーのレビュー・感想・評価

カバーガール(1944年製作の映画)
4.1
ジーン・ケリーの出世作。
ひたすら楽しい。

田舎のジーン・ケリーがやってるショーの出演者だったリタ・ヘイワース。彼女と彼は恋仲だった。しかし、ある男が彼女に一目惚れし、彼のおかげで彼女はカバーガールに起用されることに。それがきっかけで一躍大スターとなることに成功する。しかし、彼女が大スターになるにつれてジーン・ケリーのショーをすっぽかすようになってしまうのだった……。彼女の夢を知ってる一方で彼女を心から愛しているジーン・ケリーはどうすべきか悩むのだった。

Make way for tomorrowをはじめとして楽曲がすこぶるご機嫌で聞いてて楽しい。
ジーン・ケリーらのダンスもパワーに溢れていて見ていて元気が出る。

コロンビア制作のこの作品。MGMが売り出す気のなかったジーン・ケリーを貸し出すことでこの2人のコンビは生まれたが、この作品なきっかけでジーン・ケリーはその振り付けセンスを認められ大スターになる。

特に名高い自らの分身と踊るシーンは斬新で視覚的に楽しめる名シーン。ある種のMGM映画のように衣装やセットをきらびやかに派手に飾らなくても楽しくご機嫌なミュージカル映画は作れるんだなと改めて確認できた。
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