Kou

アドレナリンのKouのレビュー・感想・評価

アドレナリン(2006年製作の映画)
3.5
年1回くらい唐突に観たくなる映画ってありますよね。そういう類いのやつです、ハイ。
内容なんてないです。この仕事を最後に足を洗おうと思っていたマフィア(ジェイソン・ステイサム)が、合成毒物を入れられ、アドレナリンを出し続けないと死ぬ体になってしまう。だからどんなことをシても出し続けるぜ!っていう話。



SEX、暴力、ドラッグなんでもあり。おまけに下品で差別的な表現も多いです。なので観る人を選びはしますが、ハマるひとにはハマるかも。
タクシー運転手に向かって「アルカイダ!」と叫ぶステイサムを見て、思わず笑っちゃうなら素質アリです。ちなみに自分は(そうでありたくないとは思いつつも)結構好きだったりします。



あとね、本作には印象に残るトンデモシーンが2つあるんですよ。1つ目はナニとは言えないけど、ほら…。チャイナタウンでさ、ほら…。
2つ目はラストシーン。あの終わり方お気に入りです。ノンストップで走り続けた男はラストをどう飾るのか。まあ、この2つは観た人だけのお楽しみ(?)ですね。



観ているだけでもアドレナリンがドクドク出てくるフルパワーな映画。正直、こういうブッとんだ作品の面白さをもっと皆に知ってほしい。でも、女の子には知ってほしくない、そんな矛盾のある作品です。



<おまけ>
あんなムキムキ禿げ頭のステイサムが彼女に「ごめん、ずっと隠してたけど俺、ゲームプログラマーじゃないんだ…」と言ったシーン、めっちゃ笑いました。どこにゲームプログラマーの要素あんねん。

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『モアナ』と『美女と野獣』のあいまに観る作品がこれって自分の頭は大丈夫なんだろうか。あれかな、やっちゃいけないことほどやりたくなるみたいな、そういことなんかな?



最近仏のような映画ばっかり観てるけど、元は『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で「ヒィヒィ」と腹抱えて笑うような奴だったもんね。人生で一番好きな映画は『ハングオーバー』だったもんね。



たぶん頭の中の奥底の部分が「これ以上染まっちゃダメだ!戻ってこい!」と訴えているんでしょうね、悲しいけど。ただ、ディズニーとディズニーのあいまのこれはものすご~い背徳感でした。そういう観かたもオススメですよ、皆さん😁



2019年7月中旬 24本目
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