鍋レモン

バラ色の選択の鍋レモンのレビュー・感想・評価

バラ色の選択(1993年製作の映画)
2.9
⚪概要とあらすじ
M・J・フォックス主演のロマンチック・コメディ。

ニューヨークの一流ホテルのコンシェルジェ(接客係)のダグは、なかなかの切れ者で、上客も多くついている。彼の夢は将来自分のホテルを経営すること。そのための設計図も作らせ建設予定地にも目星をつけている。残すはスポンサー探しなのだが、これも英国の実業家ハノーバーが興味を示す。ところがマイケルが密かに惚れていたアンディはハノーバーの愛人だった。夢の実現かそれとも愛のために行動すべきか、厳しい選択を迫られたダグが出した答えは...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“何より大事な夢があり 何より大事な彼女(ひと)がいる”

「コンシェルジュだ」

⚪感想
ロマンチックコメディ作品。

ホテルコンシェルジュの仕事大変すぎる。ほぼパシリみたいなこと任せられるし。

物語の肝となるハリーら夫婦のストーリーが好き。ほっこりした。

前半ダグのしていたことが後半になって感謝として帰ってくる。
何もかもダグの人柄のおかげ。

ダグはアンディが好きだけどアンディは実業家のハノーバーの愛人。
アンディが個人的に嫌いな女性だったのでなんでこんな完璧な男性が惚れてるのって疑問に思っちゃう。愛人なのにめちゃくちゃ偉そう〜ってなる。

コメディ要素は言うほど多くないけどミルトンが最高。めちゃくちゃ可愛いし、面白いおじさん。
荷物を1回で運ぶことにプライドを持っていて、決まりを守ることを重視している。
ダグに頼まれて配送しようとしたものを永遠拾えないミルトンが面白すぎて。

他の従業員も結構愛嬌があって憎めない。

マイケル・J・フォックスはいつ見てもマイケル・J・フォックスで全然老けない。しかも童顔で可愛い。

内容は違うけどこの前に『摩天楼はバラ色に』を観たからか似てるななんて思ってしまった。
邦題も影響されたのか原題は『For love or money』であるものの『バラ色の選択』に。



⚪以下ネタバレ



ダグが冒頭で素敵なアクセサリーを買ったり、大きなキリンの人形を買ってリムジンに乗っていたから大金持ちかと思ったらホテルのコンシェルジュでいつか自分のホテルを経営することを夢みて頑張っている男性だった。

ダグの香水の売り方は上手いけど香水つけすぎでハラハラしてしまった。

なんかマフィア系の人達が襲ってきたと思ったらサプライズバースデーだったの面白い。映画を観すぎて普通ギターケースには銃でしょっていう概念が刷り込まれてる。

ハノーバーのパーティでアンディの登場で色々面倒臭いことになるシーンが面白い。誰が誰と浮気しているとか揉めていて、かなり修羅場。

とにかくダグがいい人。
お金のために親切にしているわけじゃなくて困っているのを見過ごせないのが伝わってくる。荷物運び係のミルトンがクビになりそうな時には庇ってあげたり、喧嘩していた夫婦を助けてあげたり。
夢のためにしっかりとお金を貯めて、家では出前を頼んで質素な暮らし。めちゃくちゃいい男じゃん。

アンディにダグはもったいないし、アンディが浮気しそう。

一方でハノーバーはクソ男。
浮気はするし、離婚する離婚する言ってしないし、ダグから物件を奪い取ろうとするし。

⚪鑑賞
サタ☆シネで鑑賞(吹き替え)。
鍋レモン

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