イントロに力が入りまくっていて、本編がこれ以上ではないのでは？と不安だった。
でも始まったらそれが呼び水だったことに気づいた。始まる全てが、イントロを媒介して意外すぎる。まさかのセカイ系かよ！
裏側を作り込まない街(外のない街)はあまり得意ではないんだけど、住民たちがちゃんと生活していて歪な気持ちになる。
住宅全体が「性行為」のリズムに取り込まれていくシークエンスは、なんか割とあるあるを見事にやってくれて愉快。生活リズムを隣人に合わせれば意外と楽しめる。
デートシーンも可愛い。この狂気の世界を、住人たちはとっくのとうに当たり前に受け入れていることに気づける。壊れたはずの壺は丁寧に戻される。ここにお伽話のギミックが体現された！という喜びを純粋に感じる。
クライマックスに向けて、一応キャラクターの地層が最大級盛り上がっていて、コメディになりながらも愉快に走り切る。全体的に必然性のない応酬が気になるものの、これが1作目なんて恐ろしいですね。
「ここが1番、秩序がある」
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これは推測ですが、ゲーム『リトルナイトメア』シリーズ、かなりコレに影響受けてません？？？？
