NYoLo

デリカテッセンのNYoLoのレビュー・感想・評価

デリカテッセン(1991年製作の映画)
3.8
新年度最初の土日
映画三昧の最後に〜〜ぃ‥‥‥
デリカテッセン!

ずっと見たくてなかなかチャンスがなかった本作なので、勝手に作り上げられたイメージがあったんだけど、全然違ってた。
シチュエーションコメディ的な感じでありながら、個人的には戦時中の雰囲気なのかなと思いました。

やるかやられるか。誰かの命を奪うことが悪いことだわかっていても、全員がそれを知っていてなお荷担する、運命共同体なところが。

舞台は4階建くらいの肉屋さん。求人案内でやってくる人を食肉に変える肉屋さんと、それを享受する住人たち。でも、恋愛したり、親を介護したり、貧富の差があったり、小さいコミュニティなのに人生がある。妙に一体感がある。

食べて行くために何かを犠牲にするという人間の性を描いてる、って言ったら言い過ぎかな。

コンパクトなロケーションながら、個性豊かな登場人物と斬新な展開で、古さを感じない面白さでした。
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