まぬ子

エコールのまぬ子のレビュー・感想・評価

エコール(2004年製作の映画)
3.3
少女たちのツインテールと色分けされたリボンの組み合わせが可愛い。でもツインテールが許されるのは10歳くらいまでですよ。

少女から女へと羽化する繊細な時期を切り取った作品。
女の子は小さくても生まれながらにオンナなんだなと思う。そうじゃなければ、「欲求不満のくせに」なんて言葉出てこない。

ほとんど子供目線で撮られていて、覗き見しているシーンは好奇心を表現してるのかな?
顔を映さないショットや下半身のショットも多く、「売り物」である足がたくさん映されてるのも印象に残る。少女の足は純潔の象徴かしら。
最後の「innocence」の文字は罪深いなぁ。純潔にピリオドを打たれた気がした。

いつぞやのBRUTUSで紹介されててClipしたけど、閉塞的で息がつまるし、内容も緩急はなく、正直面白くはない。
でも、見てはいけない秘密をのぞいたような…他にはない独特の魅力があった。確かに雑誌でも紹介されるのも納得。

でも虫の接写はやめてくれ。テロですよ…


# 71/2018
まぬ子

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