きつね

2001年宇宙の旅のきつねのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
4.0
今現在の私の感受性と表現力では、
映像が凄い!溢れる色彩のシャワー!!
としか言えないことが悔しい。

思った以上に難解でレビューや考察動画を見ないと理解できないし、それでいて「こういう話なんです!!」っていうはっきりした話ではないんだと思うけれど。
何十年とかけて世界中の人達が、こうなんじゃないか?!と色んな角度から未知数の考察をする楽しさを含んだ作品なのだろう。

ヌンとそびえ立つモノリスの無機質で得体の知れぬ気味の悪さと、宇宙空間へ漂っていく黄色い宇宙服と、色彩のシャワーを浴びて空間移動するシーンが忘れられない。
キューブリック作品の焼き付くような鮮烈な絵面が今回も爆発していて、とても好きだった。

これは初見ではただただ圧倒されて終わるので、何度も観て考えて圧倒されるという繰り返しをしないといけないなと思いました。
きつね

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