wawvv808

2001年宇宙の旅のwawvv808のネタバレレビュー・内容・結末

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

まだヒトがサルとして進化の途中だった時代、1枚の黒い石板「モノリス」が突如サル達の前に現れました。石板はサル達の知能を向上させる力があり、石板に触れたサルは動物の骨を道具として使えるようになりました。そこから人類の進化が始まり、ついには地球を離れ、月面に居住できるほどになりました。物語はこの科学の発展した時代に、木星探査ミッションに向かう宇宙船を舞台として展開していきます。

木星探査船「ディスカバリー号」は宇宙飛行士のデビッド・ボーマンとフランク・プール、人工冬眠状態の三人の科学者、そして船の管制を行うAI「HAL9000」を乗せ、遥か木星へ向け飛行していました。木星への途上、HALは二人のクルーに船の故障の修理を頼みますが実際に故障はありませんでした。他にもAIにしては奇妙な言葉を口にしており、HALの言動に不安を覚えたボーマンとフランクは、HALの思考部のみ停止させ管制システムだけ利用することでミッションを続行しようと考えました。しかしこれに気付いたHALは二人を排除しようと計画します。

HALの計略により、船外活動中のフランクは宇宙空間に放り出されてしまいます。ボーマンは救出のため小型ポッドに乗り込み向かいますが、助け出すことはできず、自身もHALの妨害によりディスカバリー号に帰還できなくなりました。冬眠状態の三人も生命維持装置を切られ殺害される中、命がけの行動によりディスカバリーに戻ったボーマンは、HALの思考部を停止させるため、コンピュータルームで制御モジュールを一枚づつ引き抜いていきます。すると突然、部屋のモニターから映像が流れだし一人の人物が話し出します。そこで語られたのは今回のミッションの本当の目的についてでした。

ミッションの本当の目的とは『月面で発掘された黒い石板「モノリス」が木星へ向けて信号を送っており、これをたどっていくことで地球外の知的存在がいる可能性について調査する』というものでした。木星付近に到着したボーマンはそこで地球や月面で見られたものよりはるかに巨大なモノリスを発見します。小型ポッドでモノリスに近づいたボーマンは、極彩色の奇妙な世界を通り抜け気づくとホテルの一室のような所にたどり着いていました。そこで人としての時間を終えたボーマンは、再び現れたモノリスにより、人を超えた存在である「スターチャイルド」となります。最後は宇宙から地球を見つめるスターチャイルドのシーンが映り終わりとなります。


hmhmシネマより

中2の時に視聴。
SF映画の基盤を構築したスタンリー・キューブリックの不朽の名作であることは知っているが・・・。理解はできたが、私には合わなかった。しかし60年代のこの時代にAIをテーマに取り入れていることに脱帽した。映画好きなら一度は見ておくべき代物。
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