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2001年宇宙の旅のYのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
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【キューブリックの想像力】


お猿さんたちの映像に既視感があったのは、確か『チャーリーとチョコレート工場』のマイク・ティービーがテレビに転送された中で一瞬写った映像の中に、今作の猿が謎の黒い柱(?)に集まってキャッキャするシーンがあった気がしたけど気のせいかな。


あまりにも有名作品なので色々なところでオマージュされているのかも。

かなり静かで、作中ぽつりぽつりと会話が入る程度でほぼスペースシャトルの外観や内装のズームイン・アウト、フェードイン・アウトがゆ〜っくりと繰り返されます。

なが〜〜〜いMVを見てる感覚。
なんせ初めて人間が喋るまで25分ほどの時間を要したので、半ばまで意味不明だったのですが、テーマはAIへの警鐘?だったようですね。

半世紀も前の作品で、ペースト状のカラフルな宇宙食や、今で言うAlexaのようなおしゃべり人工知能が搭載された宇宙船など、キューブリックには半世紀先が見えていたのか?と疑いたくなるほどの表現でした。
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