けんたろう

2001年宇宙の旅のけんたろうのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
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道具を使うことによって進化した人類が、道具を捨てることによって進化するおはなし。

【①10/15国立映画アーカイブ70mmフィルム上映で鑑賞】
【②10/23 T・ジョイ品川IMAXで鑑賞】

フィルム上映自体初めてのおれは、その生々しさに驚いた。「映像が動いてる。映画を見てる。」まさにこんな感じだった。

はっきり言って全然クリアじゃない。
だけど、Blu-rayではハッキリクッキリしてた色や形が、滑らか(アナログと言うべきかも)だった。
これは優劣つけるものじゃないと思うけど、「人生初&特別上映」補正かかってるおれはフィルムの方が好きだわ。

一番印象に残ったのは、太陽の放射光の粒粒が細かく見えたこと。これが素晴らしいことなのかどうかとかは知らん。とにかく見えた。

オープニングでタイトルと共に流れる「ツァラトゥストラはかく語りき」が鼓膜破りにかかってきた。
普通なら音響腐ってんのかて思うけど、今回は幕がようやく開いた後に、地球と太陽のあの構図で音楽流れるわけで「うわぁ始まるんだぁ」感すごくて感動した。
映画を映画館で観る最大の良いところてこういうとこだと思う。テレビで観たところでこんなん何もだよ。

ラスト数十分の低音が昨今の重低音ブームに乗っかかるようにブオンブオンしてた。
IMAX上映すごいことになるのでは…?

ほんとにこんな貴重な体験できたのはうれしい。国立映画アーカイブさんありがとう


《追記:10/23》
「ハン・ソロ」の時も思ったけど、IMAXて暗い部分もハッキリ見えるのがいいところだよね。
けど、モノリスの色が薄く見えたのはおれの気のせいかな。わからん。