監督のこの作品の要所要所の意図を全部汲み取ることが出来なかったけど、それがこの作品の魅力なのかもしれない。終始、この描写は何を意味しているのか、どういう事を言いたいのか、ずっと考えさせられてて、一見退屈そうな映画かもしれないが、あっという間の2時間だった。
この映画は難解だ、と思えばそうかもしれないが、私がこの映画から得たメッセージは至極シンプルなものだった。それが本当に監督の伝えたかった事かどうかは分からないし、最早それはどうでもいい事で、あの人はこう感じて、また別の人はこう捉えて、というように、いい意味でこの映画は他力本願な作品だと思った。
本当に小説のような映画だった。
この作品から私は人類の進化に伴う危惧というテーマを捉えたが、この作品が作られたのは今から半世紀も前。昨今の人工知能に対する危機感よりもずっと前からそれを危惧し、人類が宇宙をほとんど知らず、CGもなかった時代に、あれ程までの映像美かつ忠実な宇宙を再現した監督に感嘆するばかりである。
シネラマでみたかった!!
キューブリック監督に非常に興味がわいた。
スコアは私程度には付けられない!