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消されたヘッドラインのnagarebosiのレビュー・感想・評価

消されたヘッドライン(2009年製作の映画)
4.0
社会派のサスペンスで飽きることはありません。
オープニングから断片的な事件がどう繋がるのか、記者達と議員夫婦の関係も絡めながら真相は意外な方向へ・・・というストーリーですが、予備知識無しで観たので予想もつかない展開に驚きました。
原案のテレビシリーズは未見ですが、確かに展開が速くちょっとハリウッド的なつくりなので正直、テレビシリーズのほうがリアルだろうしじっくり描いているのでしょう。「復讐捜査線」もそうでした。
ラッセル・クロウはいかにもミステリ小説に描かれそうな風体のあがらないジャーナリストを体現してて、なんか納得してしまう演技でした。
しかし、脚本の3人は社会派のサスペンス、アクション書かせたら現在のハリウッドで右に出る人いないんじゃないかって思うくらいの得意ジャンルで
本作でも本領発揮してて嬉しいです。
ただ、「大統領の陰謀」や「スポットライト」と較べるとリアリティには欠けるかな、と。でもまあ、映画ですから。