このレビューはネタバレを含みます
ラッセル・クロウ&ベン・アフレックというキャストに惹かれて観ましたが、期待に背かぬ力作でした。
ストーリーのスケール感が大きいところがよいです(国家の軍隊の民営化ってすごい話だよなぁ)。圧力に負けず反骨心の塊となるラッセル・クロウがかっこいい。
プロットも何度か逆転して見ごたえあるのですが、注目はオーラスのどんでん返し。ふつう最後に明かされる事件の真相はスケールがでかくなるもんなんですけど、本作の場合だと、巨大な陰謀を背景にした壮大な事件の構図を描いたところで、身内の余計な行動のせいですっごいせこい事件になっちゃうんですよね 陰謀を暴いてドヤ顔のラッセル・クロウの落胆と哀愁(ベン・アフレック、お前が悪い!)。そりゃ原稿の送信ボタン押す気もなくなるよなぁ。
脇役では、意外にもジェイソン・ベイトマンが見栄っ張りの小者感漂わせていてよかったです。レイチェル・マクアダムスのアイドル女優のキラキラ感を抑えた演技もよかったですね