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エストラパード街のMinCのレビュー・感想・評価

エストラパード街(1952年製作の映画)
3.8
フランソワーズがめちゃくちゃ可愛い。オープニングで旦那の皿から食べる拗ねた感じからノックアウト。ゲイのクチュリエから(確かにレオパード柄のド派手ドレスも着こなしちゃうなんてスゴイや)、アパルトマンの隣人モラトリアム・ミュージシャン男子まで、みんなが好きになっちゃう。
メイドもいるブルジョワ生活から狭苦しい庶民派アパルトマンに引越して、世間知らずなのか隣人がどんどん部屋に入って来るのハラハラするな…男性諸氏が放っておけない天真爛漫美女。

メタファとしては常套手段の窓、ドア、扉の効果的カメラワーク。
窓から見下ろす情事、ドアのあちらとこちらの遣り取り、様々ノック音。テンポよく話が進んで好感ラブコメ。

ベッケルは、ブルジョワ役はブルジョワ出の、庶民役は庶民出の役者をキャスティングしたんだって。どうしても生まれ育ちが映るからだって、、シビアだわー。
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