ハリ

ザ・コアのハリのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・コア(2003年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

地球の核運動が止まり地球全体の地場に異変が起きる。核をもう一度動かすために各分野のスペシャリスト達が地下3000㎞まで掘り進める。

地場異変発生から地球滅亡までのタイムリミットはパニック映画らしくこれから何が起こる?どうやって解決する?という場面ばかりで緊張感もありよかった。

このミッションは世界に混乱を招くために極秘で行われる。地底船バージルで核を目指すも途中で一人、二人と死んでいき、最後は二人だけが生還。勇気ある乗組員達の偉業は内密にされると悲観していたが、メンバーのハッカーが全世界のネットワークにこの情報を漏らし、栄誉ある死を知らしめて物語は終わる。

この事件の発端は国が内密に行っていた「ディスティニー」という人工地震の実験のせいであると判明。先頭に立ってディスティニーを研究したジムスキー博士も最後に男を見せて死んでいったシーンは良かった。ジムスキー博士はそれ以外にも旧友であるブラズ博士の死に際にファーストネームで呼び会うなど胸が熱くなるシーンも演出してくれて、何気に第2の主人公か?とも感じた。

最初のクジラ達とのエコーロケーションの場面が、ラストで海底からの救出の伏線として機能していたので最後まで楽しめた。(この伏線はかなり読めたが…笑)

ストーリーや展開もハチャメチャではなく綺麗に纏まっていたので楽しめた作品であった。ただ、バージルに搭乗してからがあまりにも長すぎる気がした反面、核運動再開の為の手段である爆発があっさりしすぎだった感があった。
個人的評価:良作
ハリ

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