レズビアンの夫婦ニック(アネット・ベニング)とジュールズ(ジュリアン・ムーア)の2人の子どもたちが、精子提供者ポール(マーク・ラファロ)に会い交流を始める。しかし、家族ぐるみの付き合いが始まったところから、家族に危機が訪れてしまう。
両親が女性という特殊なシチュエーションが興味深く、その家族の生活に惹きつけられたが、内容はクラシックな家族の問題に思えた。
シリアスな中に温かさを感じる、とてもいい作品。
パートナーの浮気に心を痛め、それ以前からあったお互いを尊重する気持ちの欠如に夫婦は気付いていく。
そして、親子のバトルもどんな家庭でも必ず起きること。苦しみ反発する子供に向き合うニックとジュールスに共感しきりだ。ちょっと子供たちがお利口過ぎな気はしたが。
家族をかき回すことになったポール。実は彼自身が寂しさを抱えていたんだよねー。
でも、そこに救いを求めちゃだめだよね、やっぱ。
アネット・ベニング、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロの3人は、シリアスな表情もコミカルなアクションも上手い!
あとは、娘ジョニ役のミア・ワシコウスカがすっごく印象に残った!