【第83回アカデミー賞 作品賞他全4部門ノミネート】
『しあわせの法則』リサ・チョロデンコ監督作品。ゴールデングローブ賞ではコメディ・ミュージカル部門の作品賞を受賞、アカデミー賞では作品賞など全4部門にノミネートされた。
クィアコメディとして有名な作品だがなぜか観ていなかった。アネット・ベニング、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、そして娘役にミア・ワシコウスカ!なんと豪華なキャスト。
レズビアンカップルと姉弟、そして精子提供者の男が織りなす人間ドラマ。期待していたよりはやや薄味ではあったがいい作品。コメディか?というと微妙だが。
性のアイデンティティの揺れ、青春の不安定な心を繊細に描いた作品でとてもよかった。ある種の青春物語でもあり、クィアの揺れを描いた性の物語でもあり。多層的な構造を持った秀作に仕上がっている。
主演女優賞にベニングしかノミネートされなかったのは納得できない。W主演のムーアもノミネートされるべきだったのでは?
期待していたほどの濃さはなかったが、爽やかな後味を感じる作劇がいい。ただ、最後にポールとの折り合いをしっかりつけるべきだったのでは?そこが引っかかった。